「銀河ドリームライン釜石線」という愛称にふさわしい
駅などのさまざまなアイテム




釜石線の駅には、「銀河ドリームライン釜石線」という愛称にふさわしいアイテムがあります。
また、「銀河ドリームライン釜石線」という文字が書かれ、上の写真のようなロゴをアレンジしたものが描かれた
ゴミ箱や灰皿なども置かれており、『銀河鉄道の夜』を意識したアイテムや意匠が多々あります。

   
左が釜石線の普通列車専用の車両(キハ100)です。
1両編成から運行可能な車両で、釜石線内は最大4両編成で運転します。
また、1995年4月1日に地域密着型の鉄道路線づくりをめざし「釜石線営業所」が発足したさいに
「銀河ドリームライン」という釜石線にふさわしい愛称線名がつけられました。
そのさい、この車両にも右のようなのステッカー(ロゴ)が車体側面の下部に貼られるようになりました。

この愛称は、釜石線の前身=岩手軽便鉄道が、岩手県出身の作家である宮沢賢治の
『銀河鉄道の夜』のモデルとなっていること、また宮沢賢治の
さまざまな作品(例えば『シグナルとシグナレス』)の舞台になっていることからつけられました。

【コラム】 キハ100とは・・・

JR東日本がローカル線のスピードアップと老朽化した国鉄時代の車両の置き換えのために
1990年に初めて製造された車両で、その成果をもとに増備されて
釜石線の普通列車の車両もこのタイプの車両に置き換えられました。
車体自体16m級のコンパクトな車両ですが、電車に遜色ない性能を持っており
最高速度は釜石線内が85km/h、東北本線区間(花巻〜盛岡間)が100km/hです。
国鉄時代に作られた車両に比べて、カーブや勾配区間でその性能をいかんなく発揮し
従来の車両が30〜40km/hしか出せない区間、50〜60km/h出せる区間も多いのが特徴です。
釜石線の普通列車で使われるこの車両は22両あり、盛岡車両センターというところに所属しています。

現在釜石線で使われるキハ100について、長時間利用のお客さまに配慮して座席の座面を少し長めにして
クッションを柔らかめのものに改善したり、高齢者のお客さまなどに配慮して洋式トイレに変更したりといった
サービス改善も行われております。

    

花巻駅の案内です。

花巻駅からご乗車の場合、改札を出てすぐの1番線から乗車できます。
「銀河ドリームライン釜石線」と路線愛称をアピールする表示があったり
釜石線が民話の里=遠野や岩手の沿岸=釜石に行く路線であることを
アピールするステッカーがイラスト入りで描かれていたりします。

    

東北新幹線を降りて釜石線の新花巻駅ホームはユニークです。

まず待合室に入ると、待合室にあるロゴ入りのゴミ箱の脇に
左上の写真のように、旅行の思い出など自由に書くことができるノートが置かれております。
このノートには、多くの旅行客が思い出や感想などを書いています(平成21年3月現在で4冊置かれていました)。
また、民話の里=遠野を意識して「何の根拠もありませんが」と前置きして
カッパ出没予想が晴れで3%、雨で7%、くもりで12%と書かれております。

待合室を出ると、釜石線のエスペラント語での愛称を書いた表示、通常の駅名表示、「快速はまゆり」の乗車口が掲出されています。
また、釜石の見どころなど(観光船はまゆり・鉄の歴史観・シープラザ釜石など)をアピールしたものも掲げられています。

初めてご利用のお客さまでも安心してご旅行できるように、どちらが遠野・釜石方面で
どちらが花巻・盛岡方面かという表示が、分かりやすく、見やすいように2ヶ所に明記されています。


 
  
遠野駅は「銀河ドリームライン」をイメージしたアイテムだけでなく
2番線は、遠野駅で降りたさいに階段を渡って左手に左下のようなカッパ(下の1枚目)
普通列車の乗車口にカッパ(下の2枚目)が描かれています。
1番線にも左下3枚目と4枚目のような感じの、カッパが描かれたアイテムもあります。
「フォルクローロ」というエスペラント語での駅名愛称もついていますが「民話」という意味です。


宮守駅(左)と岩手二日町駅(右)
   

陸中大橋駅(上り列車は、下の写真のトンネルから長いトンネルへと入り住田町へ)
  


 
 
岩手上郷駅(左)と足ヶ瀬駅(右)
※駅員のいない駅でも、多くの駅で、左のような写真のロゴ入りのゴミ箱があります。

 
草むらの部分にかつて線路のあった洞泉駅(左)と、土沢駅の2番乗り場(右)

 
左が釜石駅の駅前に描かれた絵です。右のような「銀河ドリームライン釜石線」のロゴ入り案内もありました。

(写真は全てイメージです)


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