釜石線 プチコラム
「急行陸中」から「快速はまゆり」へ



「快速はまゆり」は、2001年12月のダイヤ改正で誕生した列車で、2010年12月で9年になりました。

かつては「急行陸中」として運転していましたが、「急行陸中5号」釜石行きについて
花巻地区などで夕方の通学利用などのお客さまが急行券を買わなくても乗れるように
快速列車に変更して乗車チャンスを拡大し、サービス改善をしたことから誕生しました。

このとき、「快速はまゆり」という愛称名がつけられて
新花巻駅で新幹線からの乗り継ぎのお客さまが安心して確実に座れるように1両指定席が設置されました。
(「急行陸中」が5本ありましたが、これにあわせて全ての「急行陸中」に指定席が設けられました)

その1年後の2002年12月のダイヤ改正で、他の「急行陸中」5本も「快速はまゆり」になりました。

「はまゆり」という愛称名は、釜石市の花の名前が「はまゆり」であることに由来します。




盛岡駅での出発を待つ「急行陸中5号」釜石行き


 「急行陸中6号」盛岡行き改札中の釜石駅
  


冬の釜石駅で出発を待つ「急行陸中6号」盛岡行き
  

 

  1990年3月のダイヤ改正から、一部の「急行陸中」がこのような車両に置き換えられて
ワイドな窓になりリクライニングシートも装備された車内になり、特急列車にもそん色ない設備になりました。
このような車両に置き換えたことによって、釜石〜盛岡間の所要時間を約30分も短縮しました。
特に上り列車の場合、小佐野駅を発車してから足ヶ瀬駅までの山間部(上り勾配)を渡るさいに威力を発揮しました。
 
左の画像は「急行陸中」の急行券です。右の写真のように特定の区間で乗車券・急行券の確認に車掌が回っていました。
1990年代の「急行陸中1号・4号・3号・6号」では、一部区間で車内販売も乗車しておりました。



花巻駅で進行方向を変えて盛岡に向けて出発を待つ「急行陸中6号」。キハ110のトップナンバー車両=キハ110-1の写真です。

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